現在私は、高精度歯車に関する研究をしています。OA機器、自動車関係など、歯車精度(マイクロの世界)に対する要求は日に日に厳しくなる中、要求に答えるべく努力しています。
具体的には、射出成形条件と歯車精度との関係、材料の特性などを調べています。サンプルを成形し、歯車試験機やかみ合い試験機などで歯車精度を測定。成形条件のどの因子が歯車精度に効いているかなど調べ、精度向上に努めています。
歯車精度は数μmで等級が上下してしまうので、測定時のセットには特に注意を払っています。また、外径寸法をマイクロメーターで測るときもあまり時間をかけすぎると、製品が樹脂なので体温で熱膨張してしまい正確な値が測定できなくなります。素早く測定することが必須です。
問題に当たり、サンプル成形と測定を繰り返す日々もありますが、解決したときの達成感はなんとも言えません。不明な点が明らかになるたびになんとも言えない満足感を得られます。
入社2年目の秋には歯車を追求するなら、金型を製作するところから知らなければと約半年間、金型製造部に研修に行きました。そこで、ホブ盤による歯車加工を学び、歯車金型の基本となる電極(金型は、放電加工で製作)や樹脂試作品を加工しました。初めは戸惑いもあり、工作機械に対する恐怖心もあり苦労しましたが、何とか無事に研修を終えることができました。
これからは、加工技術はもちろんのこと、射出成形技術や金型設計技術を身に付け、歯車の大家になるべく、取り組んでいきたいと思います。
夢は0級の歯車精度です!!
|